カビ取り侍の成分や安全性を教えてください。純閃堂へのお問い合わせはお電話とメールで受け付けしています。
カビ取り侍の成分
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今回はカビ取り侍の成分について記載していますのでご覧ください。
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カビ取り侍の成分を教えてください。
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カビ取り侍の主成分は「次亜塩素酸ナトリウム」です。
その洗浄補助剤として界面活性剤やその他の成分を配合しています。
よってカビ取り侍は塩素系カビ取り剤(アルカリ性)に該当します。
商品ラベルは家庭用品品質表示法↗に沿って記載していますので記載内容は大手カビ取り剤とあまり変わりませんが、表示義務があるものを記載しています。
(家庭用品品質表示法の「まぜるな危険」を表示しているものです)
またカビ取り侍は特許1451611で使われているカビ取り剤を応用して作られています。
他のカビ取り剤は「泡スプレー」が多いですが、一つの理由として泡立ちを良くして目立たせ水で洗い流せるようにしています。
しかし部屋で泡立ちが強いと乾燥しにくく水で洗い流せないので、水拭き中に泡切れが悪く重労働になってしまいます。
成分が必要以上に残ってしまうと地上げに使う「防カビ剤」に悪影響が出るのでカビ取り侍は泡立ちにくく作られています。
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なぜ次亜塩素酸ナトリウムなのですか?
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家庭用品品質表示法では「次亜塩素酸塩」と表示しているものが次亜塩素酸ナトリウムになります。
カビ取り侍を含めカビ取り剤が次亜塩素酸ナトリウムを主成分としている理由はカビの「色素」を分解するためです。
このカビの画像をご覧ください。菌糸部分が透明で胞子部分に色が付いています。
カビはある時期まで透明で成長すると胞子部分を色素で染めます。その色素が黒いものが「黒カビ」であり色素が素材に密着しているので擦っても取れないのです。
シャツに着色の強い食品が付いたときと似た状態です。
よってカビを除去するには透明な菌糸を除菌して色素を分解する必要があります。
エタノールを使うと菌糸や胞子は死滅しますが黒色が取れない理由は、色素を分解する漂白作用(酸化作用)がないためです。
色が取れないので「カビが取れない!」となってしまうのです。
このような理由から菌糸を除去して色素を分解する2つの作用を持っている「次亜塩素酸ナトリウム」が主成分として選ばれるのです。
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カビ取り侍は安全でしょうか。
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カビ取り侍の危険度は市販のカビ取り剤と変わりません。
「特許で使用されている」と記載されていますが、その特許の条件は劇毒物を使わず人体に対して有害ではないことが条件です。
よって医薬品の劇物や残留性の高いシックハウス症に該当する成分は使っていません。
使用中は換気をして一度に大量に使用せず、休憩しながらご使用ください。
部屋の壁などに使ったときは水拭きをして成分とカビのカスを取り除きましょう。どうしても水拭きができない漆喰・珪藻土などは十分に乾燥させてください。
目安としてプールの塩素臭ほどになれば安全です。
もしカビ取り侍を使う前に別の商品をカビに使っている場合はご相談頂ければ回答致します。
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なぜ塩素臭がするのでしょうか。
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塩素臭の原因は「次亜塩素酸ナトリウム」の安定性が崩れたため悪臭が発生します。
実はこの成分が安定しているとほぼ無臭です。pH(ペーハー)がアルカリで安定します。
しかしカビや汚れは弱酸性が多いので、次亜塩素酸ナトリウムのアルカリ性が急に弱アルカリ性→中性→弱酸性へ傾くため安定性が崩れて塩素臭がします。
クエン酸、酢、塩酸を主成分とした酸性洗剤と混ざると、急激に塩素臭が発生して高濃度の塩素ガスを吸うので危険です。
そのため家庭用品品質表示法では「酸性系のものと併用しない」の記載が必要なのです。
このことからカビが多いと塩素臭が強く発生します。しかしこの成分でなければ効率的にカビを除去できません。
そのため塩素臭対策として、カビ以外の汚れを洗浄してから使うとゆっくりとpHが変わるので塩素臭も弱くなります。
お掃除が終わったあとにしっかりと水拭きをして成分を回収したのち、十分に乾燥させれば臭いは消えます。