カビ取りに関する
Q&A

カビ取り侍や防カビ侍または業者によるカビ取り・防カビ施工でよくある質問をまとめました。

自分でカビ取りするか、または業者に依頼するかご検討している方や、今後のカビ対策のために検討している方、家族の健康のために検討している方の参考になれば幸いです。



なぜカビは生えるのでしょうか。

空気中には常にカビ胞子が浮遊していて、強風のときは土に混ざっています。皆さんが外出しているときや部屋の換気口からカビ胞子は侵入し、その部屋で最も多湿な場所で成長を開始します。例えば浴室・エアコン・キッチンスペース・寝具などです。

カビの種類を教えてください。

日本に生息しているカビの種類は数千種類ほどと言われています。しかし住宅に生えるカビは100種類以下です。その中でもアレルギー品目に掲載されているカビは黒カビ(別名:クラドスポリウム)、ススカビ(別名:アルテルナリア)、アオカビ(別名:ペニシリウム)です。

業者に依頼した方がいいのでしょうか。

例えば10円玉サイズ以上のカビが広範囲に生えていたり、天井で手が届ない場所などは業者に依頼した方がいいでしょう。数種類ある薬剤を使ってカビを根絶したのちカビに合った防カビ剤でコーティングするので再発も避けられます。しかし家具の移動や複雑な部分は費用がかかるので20,000円以上の料金がかかります。

清掃業者を選ぶ際に注意した方がいいことはありますか?

カビの場合はカビ取り専門業者で、エアコンの場合はエアコンクリーニング業者など、その業者が最も得意としている分野で選んだほうがいいでしょう。例えば天井ボードに大量のカビが発生しているときに一般的なハウスクリーニング業者に依頼しても、ハイターやカビキラーを使って対処されてしまいます。

この2品は漂白剤と浴室用カビ取り剤なので、天井ボード(ジプトーンなど)は用途外です。用途外のものを使うと化学物質が対象面に残り再発してしまうので、やはりその分野に特化している業者を選んだほうがいいでしょう。

自分でカビ取りした方がいいのでしょうか。

手が届く範囲でまだカビが小さい場合(例えばゴマ粒ほどカビ)は当店のカビ取り侍で除去できます。費用も1,000~5,000円以内で収まります。何よりも他人を自宅に入れる必要がないので自分のタイミングでカビ取りできます。

しかし洗剤類によっては塩素臭が発生したり、処置を間違えるとカビ汚染が拡大するので注意しましょう。

カビ取り侍と防カビ侍の違いを教えてください。

カビ取り侍(カビ取り剤)は発生しているカビを落とすもので予防・防止効果はありません。防カビ侍(防カビ剤)は次のカビが発生しないように防止するものですのでカビは取れません。

カビ取り剤だけでもカビは防止できますか?

菌糸まで除去できたとしても浮遊しているカビ胞子が付着してしまえば再発します。そのためカビ取り剤だけでは防止できません。しかし生えやすい環境を改善できれば生えなくなることもあります。例えば除湿器などは効果的です。

ただし除湿器内部にカビが発生していると意味がないのでご注意ください。

防カビ剤が必要なときを教えてください

例えば、日当たりの悪い部屋や湿度の高い部屋・浴室です。このような場所はカビの成長に必要な水分が多いので異常繁殖しやすい場所です。ただし多湿環境を改善できる場合は防カビ剤を使わなくてもカビが生えなくなることがあります。

多湿環境の意味を教えてください。

カビが生えやすい場所を多湿環境と言います。例えば、冬場でも部屋の湿度が60%以上ある場所です。部屋の換気が不十分、加湿器が良く当たる場所、石油ストーブを使っている。ダンボールが多い。観葉植物が多い。など多湿環境になる部屋は多岐に渡ります。

カビは危険ですか?

繁殖している量によって異なりますが、ホコリ状の粉カビで非常に臭い場合は呼吸器・皮膚に有害です。早急に対処しないとカビ汚染が拡大してしまう恐れがあります。

カビ取り侍の塩素系と非塩素系を選ぶポイントを教えてください。

選び方のAページ↗」で詳しく解説していますが、水拭きをすると消えたように見えるカビには「カビ取り侍非塩素タイプ」を使います。このカビは菌糸が透明なので水拭きすると見えなくなります。逆に黒カビは菌糸を黒く染めるのでゴシゴシ擦っても色素沈着のように取れないので「塩素系カビ取り侍」で菌糸ごと溶かす必要があります。

カビ取り侍は安全ですか?

毒劇物取締法、家庭用品品質表示法の基準に沿って製造していて、その中で頑固な黒カビが除去できる濃度で販売しています。よってカビ取り侍の危険度は市販のカビ取り剤と同等なので使用中は換気をしてお使いください。

使用中に塩素臭がしますのでお子様・ペットは別部屋で待機しましょう。成分は水拭きまたは水洗いすれば安全です。

安全なカビ取り剤はありませんか?

非塩素系のものでエタノールや乳酸を主成分としているカビ取り剤もあります。当店にも非塩素タイプのカビ取り侍があります。次亜塩素酸ナトリウムを使っていないので比較的安全です。しかし安全なのでカビにも優しいですから黒いシミは取れません。

標準タイプと強力タイプの違いを教えてください。

この2つの違いは「白い布製品への使用可否」と「希釈率」です。強力タイプの方が2倍強いので白い布製品には使えません。しかし水道水で10倍まで薄められるのでカビが広範囲の場合は強力タイプの方がコストがかかりません。よって強力タイプは業者向けのカビ取り侍です。

カビ取り侍とカビキラーの違いを教えてください。

カビキラーやカビハイターは「用途」に記載されている通り浴室のカビを泡スプレーで包み込み除去します。そのためこの「用途」はとても大切です。この用途を守らず、泡スプレーを部屋の壁紙や布製品に使うと、界面活性剤がいつまでも残り、いずれ劣化して細菌類のエサになるので「酸っぱい臭い」が発生します。

カビ取り侍は界面活性剤の量を極力少なくしているので用途は部屋の壁紙なども含まれます。また水拭きで簡単にカビ取り成分が回収できるので、仕上げに使う防カビ侍が効率よく働きスッキリと仕上がるのです。

他にもたくさんの違いがありますが、まずは洗剤類の用途に合わせて使うように心掛けましょう。

用途は必ず守らないといけませんか?

初めにサンポールを販売しているKINCHOのサイトをご覧ください。「サンポール↗」ここの注意点に「サンポールは正しくお使いください」と書かれていますが、これは動画サイトやブログで清掃業者が「ここにも使える!」と用途を無視した使用方法を投稿していることがきっかけで変色・破損などの事故が起こっているのです。

そのため用途及び使用方法や注意事項は必ず守ったほうがいいでしょう。

防カビ侍は安全ですか?

部屋に発生するホコリ状の粉カビは胞子が小さく吸い込みやすいので呼吸器・皮膚に有害です。さらに繁殖力が強いのでカビ取り剤だけではすぐに再発してしまう恐れがあります。そのため当店は防カビ侍で繁殖を防止した方が家や人体に対して安全と考えます。

しかし稀に衣類柔軟剤や消臭剤でアレルギーを起こす人がいるように、防カビ侍でも反応する場合があります。防カビ侍は建築基準法の有害成分は使っておらず、マウス経口急性毒性試験で異常は確認されませんでしたが、あくまでも試験ですから異常を感じた場合は使用を中止し、別の方法でカビ対策をしてください。

また輸入食品に使われている農薬類と混合しないようにご注意ください。

防カビ侍の中で安全なものを教えてください

防カビ侍は「アルコールタイプ」「水性タイプ」「強力被膜コートタイプ」の3種類がありますが、注意する成分はアルコールです。アルコールが苦手な人や素材は避けた方がいいでしょう。そのため安全性の順番は水性タイプ>強力被膜コート>アルコールタイプです。

しかしアルコールは強い除菌作用があるので弱いカビ臭なら消臭できます。この点を天秤にかけてお好きな方をお選びください。

他の防カビ剤と防カビ侍を併用できますか?

併用することはとても良いことと考えています。防カビ侍が効果を発揮できる場所はスプレーした場所に限ります。そして置き型防カビ剤は空間に防カビ剤を飛散させますが広すぎると濃度が薄まってしまいます。

よって、最もカビが生えそうな場所には防カビ侍を使い、それ以外の衣類などは置き型防カビ剤で守る。と言ったようにお使いください。

一番防カビ効果がある防カビ侍を教えてください

強力被膜コートタイプは水性タイプの約30倍強い防カビ作用があります。そのためすぐにカビが再発していた場所には本製品がお勧めです。