C_床材のカビ

C:床材のツルツルしたカビ
フローリングの黒いシミ

初めに結論をお伝えすると、商品ページ・商品ラベルの注意事項にも掲載されている通り当店の商品ではお役に立てません。

残念ではございますがカビ取りをする前に剥がしたり、剥離する必要があり、難易度が高くお勧めできません。

こちらのページでは、その床材(クッションフロアまたはフローリング)に発生したカビについて解説しています。

また番外編として「カビではないシミ」も掲載していますのでご覧ください。

目次

こちらのページで紹介している取れないシミは当店への問い合わせが多く、商品レビューでも「取れなかった」と投稿されている内容です。

この状態のカビ取りは難しいのでお役に立てないですから、検討しているお客様は注意してください。



確認するポイント

カビは空気中に胞子を浮遊させているので、成長の条件が合えばどこでも成長できます。

例えば湿気の多い家具や壁紙・塗装面に付着すると、付着した場所から斑点状に成長します。

斑点状に密集した木材のカビ
斑点状に密集した壁紙のカビ

次に、胃液のようなもので素材を溶かして菌糸を伸ばしながら、タンポポのように胞子を作るので「カビは指で触ると湿っていてザラザラ」します。

まるでチリ・ホコリを触っている感覚です。

タンポポのように胞子を作る
木の枝のように菌糸を伸ばす

確認ポイント

しかし触ってもツルツルしているということは、素材の表面にカビが繁殖しているわけではなく、素材の裏側に潜んでいたカビという証拠です。

ビニール製シートや床ワックスの裏側で繁殖しているので、指で触ってもツルツルするのです。

この理由を踏まえて以下に詳細を記載しています。

ビニール製クッションフロアの床材

ビニール製プリントシール、クッションフロアなど呼び名は様々ですが、ここでは「CF(クッションフロア)」と呼びます。

まず家の基礎部分(床下)があり、次に床下ボード(下地)があります。

家の床下の画像

そこにクッション性があるフロアシート「CF」を貼って床面の完成です。非常に簡単にお伝えするとこのようになっています。

床にクッションフロアを貼り付け中
職人さんがCFを貼り付け中
床にクッションフロアを貼り付け中
職人さんがCFを貼り付け中

ではなぜカビが繁殖してしまったかというと

床下または下地の部分が何かしらの影響を受けて多湿になり、潜んでいたカビの栄養になったため増殖してしまいました。

クッションフロアの黒いシミ

よくある事例ではフローリング調クッションフロアに敷布団やマットレスを敷きっぱなしにして、湿気が逃げれず多湿が続いたことで斑点状にカビが発生します。

フローリングシートの裏側に発生した黒カビ
クッションフロアの裏側に発生した黒カビ

つまりクッションフロアの下にカビが発生している可能性があるのです。

フローリングワックスの床材

続いて似たような事例では、木板を作ってできたフローリングにツヤを出すため、以下画像のように床ワックスで加工することがあります。

フローリングに床ワックスを塗布
床ワックスを乾燥中

そこにマットレスや敷布団などを敷きっぱなしにしたことにより、床材が多湿になりカビが繁殖しました。

フローリングと敷布団の間に発生した黒カビ

つまりフローリング板に付いているワックス剤の上下にカビが繁殖しているのです。

※上記画像の場合はフローリング板も腐っているので洗剤では改善できません。

カビ取り剤が浸透できない

上記のような2つの例にカビ取り剤をスプレーすると、以下の画像のようにCFやワックスがカビ取り剤の浸透を遮っているので除去できません。

※但しカビは生きているので放置していると悪化します。

カビ取り剤が浸透できない

このカビを取るには「クッションフロアを剥がす」「ワックスを剥離する」などの作業をしたのち、カビ取り剤がカビに直接かかる状態を作る必要があります。

ワックスを剥離している

またはこのカビ汚染の条件でも使える木材用カビ取り剤を探すか、信頼できる工務店に依頼するしかありません。

剥がした際にカビを残したままCFを貼ったら意味がないので、正しくカビ取りしてから貼り付けしましょう。

床材のカビを落とすとこのような外見になる

ちなみにフローリングのカビ取りやアク取りをするとこのような仕上がりになります。

外見を綺麗にするには、塗料を使う必要があるでしょう。

JUNSENDO

このように床材のカビ取りは、カビを取る前の作業が難しいことから当店では床材への使用を禁止しています。

下手にカビ取りをすると変色したり、戻せなくなってしまうので注意してください。

フローリングの黒いシミはカビ?

次にカビに似ている現象の一つとして、木材に発生する黒いシミがあります。

こちらは当店によく問い合わせがある内容の一つです。

カビ取り剤を選ぶ前に確認してください

以下のシミはカビではありません。カビ取り剤を使っても取れませんので以下詳細を確認ください。

フローリングの黒い灰汁シミ
フローリングのシミ
床材の黒いシミ
床材のシミ
ヒノキ風呂の黒いシミ
ヒノキ風呂のシミ
窓枠の黒いシミ
結露の多い窓枠のシミ
木枠の黒シミ
結露の多い窓枠のシミ
木材雨戸の黒いシミ
雨があたる部分のシミ
このシミはいったい何?

木材が長い時間をかけて水分の吸収・放出を繰り返すと、徐々に腐朽して黒い「灰汁(アク)」を出します。水腐れや灰汁汚染とも言います。

専門家は水分の成分(主に鉄分)と木材のタンニンなどが結合してできる現象と解説しています。

例えば家の中の場合は


  • 敷布団を敷いたままにしたとき。
  • 家具の下に飲料水をこぼしたとき。
  • 飲料水をビニールマットの下にこぼしたとき。
  • ペットのオシッコがプラスチックトイレから漏れたとき。
  • 釘やビスの周辺だけが黒くなっている※

※鉄と木材の成分が結合すると「鉄汚染」という黒いシミが発生します。

などいずれも上記のような乾燥しにくい場所に水分をこぼして、気付かず長期間放置してしまったことが影響しています。

古民家の水腐れによる木材の黒いシミ(灰汁)

皆さんも古民家の木材が黒くなっているのを見たことがあると思いますが、同じ状況が床材で発生しているのです。

黒いシミなので取りたいのはわかりますが、灰汁(アク)はカビではないのでカビ取り剤では取れません。

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カビと灰汁が混ざっている場合(特にヒノキ・スギ等の無垢材)もありますが、やはり灰汁が残って綺麗に仕上がらないのでご注意ください。

害はあるの?

人体に害はありませんが、カビと勘違いしてカビ取り剤を使うと以下のように表面の塗料が溶けて外見がさらに悪化してしまいます。

カビ取り剤を使うと塗料が溶けて外見が酷くなる

この黒い「灰汁(アク)」のシミを取るには、アクに対応できる「木材用カビ取り剤か木材向けアク取り剤」または業者によるリペアあるいはアク取り施工が一般的でしょう。

しかし広範囲の場合は貼り換えや取り換えになります。当店の商品ではお役に立てません。

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この木材の劣化(灰汁「アク」)を発見した場合は、初めに換気状況を改善しましょう。

水分が影響しているので濡れたままだと悪化してしまいます。消えるわけではありませんが範囲の拡大を防ぐことができます。

カビではない壁の黒いシミ

以下の画像もカビではありません。

こちらは外気中に含まれているベタベタした微粒子(排気ガスなど)が、換気口などから流入して長い時間をかけて壁紙や塗装面に蓄積してできたシミ汚れです。

カビではなく排気ガスで黒く染まった壁紙

似ているものでは、タバコのベタベタした茶色いヤニ汚れと一緒です。

カビではなく「あぶらに似た汚れ」なのでカビ取り剤の洗浄力で取れる場合もありますが、カビではないのでアルカリ洗浄剤を使用しましょう。

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他にも家電製品(冷蔵庫や洗濯機)の背面が黒くなる「電気焼け」という現象があります。この外気汚れに似ていますがカビではないので取れません。

木材を白く腐らせる腐朽菌

また浸水した床下、結露が多い木の窓枠、雨漏りした天井裏などには木材自体を栄養にする腐朽菌がいます。

腐朽菌とは真菌のキノコに分類される微生物で、木材の主成分であるセルロースなどを溶かす物質を出します。

木材が白くなっている部分は腐朽菌の可能性があります。
木材が白くなっている部分は腐朽菌の可能性があります。

木材の成分を分解して残った残骸が白くなるので見た目は白色が多いですが、その残骸がシロアリの栄養になるのでとても厄介です。

白いシミは腐朽菌である可能性が高い
シロアリ

カビ取り剤を使えば表面の腐朽菌は退治できますが、木材は溶かされているのでシミが残り綺麗には仕上がりません。

しかし腐朽菌の繁殖自体はストップできるのでシロアリ対策になる可能性があります。

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カビの場合は木材本来の耐久性・強度は維持されますが、腐朽菌(キノコ)は驚くほど木材のセルロースを溶かすので木材強度自体も劣化させます。そこにカビ・細菌・昆虫が繁殖するので、腐朽菌が繁殖した木材はボロボロになってしまうのです。

不安な場合は確認する

いかがでしたでしょうか。当店の選び方と違いはあなたのカビ問題解決のヒントになりましたでしょうか。

当店はこのカビに特化した知識と経験でエアコンクリーニング、浴室クリーニング、風呂釜洗浄のカビ取り・防カビハウスクリーニングを提供しています。

この「カビ取り侍の選び方と違い」は日々更新して新しい情報を発信していますので、カビにお困りとなった際はいつでもご覧ください。

「C」ではない場合、スマートフォンからは画面左上のメニューバーから、PC画面の場合は最下部から調べることができます。

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