住宅のカビの見分け方を写真付き掲載!壁紙、敷布団、木材、畳、ペンキなど部屋やリビングの様々な場所に発生する黒カビを写真付きで解説!カビ取り剤のおすすめと口コミ
カビの見分け方
カビ取り専門業者の純閃堂です。ネットショップではカビ取り侍・防カビ侍・エアリセッターを販売しています。
今回はお客様から問い合わせの多い「これはカビですか?」について簡単に掲載しています。
すべての範囲を掲載しているわけではありませんが、お客様のお役に立てれば幸いです。
掲載内容
基本的な見分け方
一部のカビは顕微鏡で見るとタンポポのように成長します。菌糸の部分は透明で、胞子の部分に色が付いています。
胞子の部分が成長すると、そのカビの種類に合わせて「黒色、青色、緑色、赤色、茶色」などの色素を出して色が変化します。
この胞子と色素が大量に増えると、人間の目でも見えるようになり「あっ!!カビが生えている!!」となるのです。
この状態を当店では【粉カビ】と呼んでいます。
胞子が付着した部分から成長する
滅菌状態の食品にカビは生えません。カビが生える条件は、以下画像のようにカビ胞子が多湿場所に付着したことで増殖します。
湿度・温度・栄養の条件が揃っている場所を好んで繁殖し、小さな点から徐々に円が拡大するように繁殖しています。
よってカビは斑点状に繁殖する性質があります。一番初めに生えた場所は最も濃い色をしているのです。
菌糸を伸ばす
次にタンポポの根っこ部分には菌糸があります。菌糸は透明から黒色まで様々な色をしていて先端から「胃液ような酵素」を出して素材を溶かします。
以下の画像は分かりやすく、木の枝の影を菌糸に例えています。
この菌糸が成長を続けて、菌糸周辺に胞子がたくさん増えると
お風呂のゴムパッキンやカーテンの黒カビのように、アルコール除菌剤で擦っても取れないカビ【頑固カビ】になるのです。
カビの成長度合いによって使う洗剤を変える
カビは世界中に数万種類いると言われていますが、成長過程の視点で見ると【粉カビ】と【頑固カビ】に分かれます。
そして、この2種類のカビで使用する洗剤が変わります。
粉カビ
この粉カビは特長として、ホコリ状や粉状の見た目をしていて、かび臭い悪臭を出します。しかし根っこ(菌糸)は透明なので水拭きすると消えたように見えます。
このようなカビの場合は、当店のカビ取り侍非塩素タイプまたはアルコール濃度70%以上の除菌剤がお勧めです。
つまりざわざわ塩素臭のする塩素系カビ取り剤を使わなくても綺麗に落とせるということです。
頑固カビ
この頑固カビの特長はゴシゴシ水拭きをしてもカビのシミが取れません。主に水回りで多く発生しますが、部屋の多湿な場所でも容易に繁殖します。
残念ながらアルコール系除菌剤などでは取れません。カビが出した色素が残っているので綺麗にならないわけですから、塩素系や酸素系の漂白剤が必要です。
画像でカビを見分ける
こちらでは今までの基本的な情報を元に、写真から「カビ」またはそれ以外の「汚れ」を解説しています。
ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
↑こちらはカビではありません。床材が水分を吸収して黒いシミになっています。別名「水腐れ/灰汁汚染」と呼ばれています。
↑こちらは敷布団などを敷きっぱなしにしてできたカビと灰汁汚染の混合です。カビを取るにはとても難易度が高いので当店商品は使えません。
↑天井石膏ボードに発生した【粉カビ(アオカビ)】です。非塩素系のカビ取り侍↗で簡単に除去できますが吸い込まないように注意。
↑カビですが雨漏りで写真のような状態になっている【頑固カビ】なので塩素系カビ取り剤を使って落とします。また天井裏も修繕しましょう。
↑イスに発生した【粉カビ(白カビ)】です。観葉植物に多く発生するカビですが、粉カビなので非塩素系カビ取り侍↗で取れます。
↑壁紙に発生した頑固な黒カビです。こちらは擦ってもシミが残ってしまうので塩素系カビ取り侍↗で除去します。塩素臭に注意。
↑結露の多い窓の木枠で木材が何度も水分を吸収したので黒くなっています。カビもいると思われますが、そのほとんどが「灰汁汚染↗」です。
↑結露で水が垂れる部分が黒くなっています。こちらはカビではなく「灰汁」です。カビ取り剤を使っても効果はありません。
↑外気が室内に入り込むと排気ガスなどの油性汚れが壁に付着します。カビではありませんのでアルカリ性洗浄剤で取り除きます。
↑カーテンに発生した頑固な黒カビです。擦っても取れないので塩素系カビ取り侍↗で取り除く必要があります。塩素臭に注意。
↑カビ・腐朽菌や細菌によって腐っている木材です。この状態はカビ取り剤を使うよりも専門業者に修繕の依頼をした方が賢明です。
↑カビですが、壁紙の裏側で繁殖しています。表面からカビ取り剤を使っても取れないので、壁紙を剥がす必要があります。
↑エアコンの冷房で壁紙内部が結露してカビてしまっている画像です。表面からカビ取り剤を使っても取れないので、壁紙を剥がしてから除去します。
↑漆喰・珪藻土・砂壁などに発生する【粉カビ】ですが、塗り壁は擦れないので塩素系カビ取り侍↗を使う必要があります。
↑塗り壁に生えた頑固な黒カビです。ここまで発生すると素材が腐っているので元通りにはなりませんが、汚染を止めるためカビ取り剤↗を使います。
↑タンスの引き出し裏に発生した【粉カビ】です。このカビはカビ取り侍非塩素タイプ↗で除去できますが、吸い込まないように注意です。
↑イ草畳に発生した黒カビです。ここまで成長しているとカビ取り剤で畳まで変色してしまうので、使用者の判断にお任せしています。
↑こちらはカビではありません。畳がタンスによって色褪せなかったため、一部分だけ新品当時の色が残っています。
↑畳に発生した【粉カビ/頑固カビ】です。このように両方のカビがいる場合は塩素系カビ取り侍↗を使って除去しましょう。変色に注意。
↑浴室のドアゴムパッキンに発生したカビです。このようなカビはカビ取り侍ジェルタイプ↗を使ってゆっくりと除去すると効果的です。
↑タイルが欠けている部分をカビと勘違いしてしまうお客様がいらっしゃいますのでご注意ください。
↑こちらは水道水の鉄分と金具が結合して発生した赤錆です。カビ取り剤を使うと悪化するので注意。
↑浴室の床面で金属石鹸や水垢汚れです。白カビではないのでカビ取り剤を使っても一切取れません。
↑トイレの給水タンクの蓋に発生した黒カビです。塩素系カビ取り侍↗を使って十分に放置すれば綺麗になります。塩素臭に注意。
↑クッションフロアの裏面↗にカビが発生しています。表面からカビ取り侍を使っても取れないので、一度剥がす必要があります。
↑下地コンクリートに水とカビのシミがあります。この場合は塩素系カビ取り侍↗を使いますが、必ずマスクを着用した方がいいでしょう。
↑カビが生えていないのにかび臭く感じるときは、実はカビではなく別の化学成分↗から悪臭が出ている可能性があります。
↑水回りで特に床面に発生する通称「赤カビ」実は酵母菌や細菌の可能性がありますが、塩素系カビ取り剤で簡単に除去できます。
↑こちらはカビではありません。金属石鹸・水垢・湯垢・洗剤などが蓄積してできた汚れなので専用洗浄剤で除去します。
↑最後に雨漏りで下地コンクリートが濡れ、カビと細菌が繁殖した結果、壁紙と下地までカビ汚染が広がってしまった動画です。
このように壁紙(ビニールクロス)の裏側がカビてしまった場合は、壁紙を剥がして下地部分にカビ取り剤を噴霧しましょう。カビ取り侍はカビに直接かかっていれば綺麗になります。
逆に壁紙を剥がさないで何度も表面から漂白を繰り返しても、原因のカビが残っているのですぐに再発します。
注意点
中途半端なカビ取りはしない
農業や養鶏場では様々な薬剤をローテーションで使用していることをご存知でしょうか。
その理由は同じ薬剤を使い続けていると、その菌やダニが変異を起こして薬剤に耐性を持つからです。
カビも同じで浴室洗剤や濃度の低いアルコールで中途半端にお掃除をすると、残ったカビが自分を守ろうとするので徐々に強くなります。
カビ取り掃除をするとき「強い洗剤は危険だから…」という理由で弱いものを使用し続けると、徐々に対処しきれないほど強い頑固カビになるのです。
上記は作用の優しい漂白剤で何度もカビ取りしたので、結果的にカビが素材の内部へ逃げ込んだため、塩素系カビ取り剤でも取れなくなりました。
自然界では異常繁殖しないカビが、家の中だと不自然に異常繁殖するので危険な状態であることを忘れてはいけません。
そのためカビ取り掃除は取り残さず時間をかけながら一撃必殺で除去した方が、結果的に家族や家の健康維持に繋がります。
カビにお悩みの方へ
当店はカビ取り防カビ対策専門の工事施工を行っていて、通販サイトでは自分でカビ取りしたい方専用にカビ取り侍・防カビ侍を販売しています!
カビ問題に本気で取り組んでいますので、カビの悩み事がありましたらお気軽にお問い合わせください。
カビ取り・防カビ施工
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カビが発生した場所からカビ取り剤を探す
真っ黒に生えたカビを自分で落としたい方はこちらをご覧ください。本格的な記事になっていますので難しいとは思いますが、不明点がありましたらお気軽にお問い合わせください。