塩素系カビ取り剤を使わないでカビを取る方法はありますか?生えているカビの種類によっては非塩素系のカビ取り剤やアルコール除菌剤で落とせます。

カビ取り防カビ対策専門業者の純閃堂です。

今回はお客様から問い合わせの多い「塩素系カビ取り剤を使わなくてもカビは取れますか?」について解説します!

生えているカビの種類が分かれば非塩素タイプのカビ取り剤でも綺麗になります。

※この記事は「粉カビと頑固カビとは?↗」の内容と重複していますのでご了承ください。

カビを見分ける方法

日本中にカビが数百種類存在していますが家の中に生えるカビは大きく分けて2種類です。一つ目は「粉カビ」で二つ目は「頑固カビ」となります。

以下の動画に見分け方が掲載されていますのでご覧ください。

簡単にお伝えすると、生えているカビを水拭きして取れた場合は粉カビで、ゴシゴシ擦っても取れないときは頑固カビです。

稀麗/KIREI

粉カビは主に青カビで、頑固カビは黒カビですね!他にも白カビ・茶色カビ・赤カビなど様々な色のカビがいますが擦っても取れなければ頑固カビだと考えてください!

カビはある程度まで成長すると色素を作って自分に色を付けます。これでどのようなカビが生えているのかわかるのですが、その色素が素材に沈着していなければ漂白する必要がないので非塩素タイプのカビ取り剤で十分です。

エタノール濃度70%以上でも除去できるのですが、70~80%のエタノールは強力な溶解作用と引火する危険性があるので、塗装・金属・ニス・天然物・糊で貼ってあるもの・衣類などアルコールが苦手なものには使えません。「粉カビを取る方法↗」で紹介しているカビ取り侍非塩素タイプをお選びください!

カビは成長の過程で色素を作って自分に色を付けますが、その色素が素材に沈着してしまうと、非塩素系カビ取り剤やエタノールでは一切取れなくなります。そのようなときは塩素系カビ取り剤で素材内部に伸びた菌糸に浸透して、色素を分解・除去する必要があるのです!

しかしカビの色素を分解するのと同時に、素材の色まで分解してしまうので変色や脱色の恐れがあります。

ただしカビを放置していると増殖するので、人の健康を害して家や家具の寿命を短くします。カビの危険性↗に記載されている通りカビは有害なのです!よってカビが生えてしまった家具や建具類を交換・修繕するか、カビ取り剤を使って除去するか。の2択になるのです。

塩素系カビ取り剤を使うのでお掃除の難易度が上がってしまいますが、この「カビのとりせつ」に使い方と注意点がたくさん掲載されていますので十分に確認をしてカビ対策方法をご検討ください!

カビ取り専門業者に依頼する場合は「自分で作業するには危険」な場合と「防カビ対策をしたいとき」に限ります!つまり無理をしないということです。

  • カビが広範囲に生えていて自分では対処不可能なとき
  • 天井が高すぎて自分で作業するには危険なとき
  • 天井に液剤を付けて自身に付着するのを避けたいとき
  • 寒気ができない密閉空間で薬剤を使うとき

このようなときは安全第一でプロの業者に依頼しましょう!カビの生えた原因が雨漏りや漏水だった場合は建物の構造的に専門業者の技術が必要な場合もありますが、この対応をすれば家の寿命が延びるのでおススメです。

そしてカビ取り専門業者の強みは防カビ対策方法です。市販されていない最強クラスの防カビ剤とカビに対応した修繕方法を知っているので半年で生えていたカビを5年間以上生えないようにする技術を持っています。よって防カビ対策も重視したいときはプロの業者に依頼しましょう!

この「カビ取り方法の総合サイト/カビのとりせつ」を運営している純閃堂が数々の事例をもとにお客様のカビ問題を解決します!


※本ページでは伝わりやすい表現を利用していますが、粉カビの場合は菌糸が透明なので水拭きすると消えたように見えます。よって浸透性のあるカビ取り剤を使えば菌糸が除菌できます。黒カビは菌糸が黒くなるので非塩素タイプでカビが死滅しても黒い菌糸(死骸)が残ったままになります。そのため「カビが取れていない」となるのです。よってその死骸を分解するために次亜塩素酸ナトリウムで溶かす(分解)必要があるのです。※またカビを長期間放置して菌糸が奥まで伸びた場所に漂白剤を使うと、頭の部分だけが白くなって菌糸だけが残った状態になる可能性があります。よって洗剤を買うときは「用途」にカビ取り剤と書かれているものにしましょう。