
プロのカビ取り業者が作った
床下のカビ取り方法と防カビ対策
こんにちは、カビ取りハウスクリーニングや防カビリフォーム工事をしているカビ取り業者の純閃堂(じゅんせんどう)です!
今回は床下のカビ取り方法としてカビ取り剤や防カビ剤の使い方を公開しています。
この記事のヒントになるキーワード
床下のカビ/自分でカビ取り/自分で防カビ/必要な道具/おすすめのカビ取り剤と防カビ剤/かび臭い/黒カビ・白カビ/腐朽菌/束や板/土間コンクリート/土間が土/無理はしない/プロに頼む場合の費用/業界最安値
掲載内容
必ずご確認ください
床下に黒カビや白カビが生えてとてもかび臭く、すぐにでも除去したいとお考えかもしれませんが、床下の作業は危険を伴うので必ず確認ください。
おすすめの商品をご紹介
おすすめのカビ取り剤
床下のカビで大切なことは「シミが残ってもカビを死滅させること」です。カビ取り侍の商品ページに記載されている通り、カビ取り侍を使えばシミが残っても強力な浸透力でカビ本体は死滅しています。
カビ取り侍のあとに残った黒色や白色のシミはカビの色素で生きているわけではありません。
カビ取り侍強力タイプ(赤色/塩素系)

カビ取り侍液スプレータイプはミストタイプのカビ取り剤で、残留しやすい泡の成分などを極力省いて作れています。※泡の成分が残るとカビが再発するため。
強力タイプは最大10倍まで薄めて使えるので、他のカビ取り侍よりもコストパフォーマンスに優れています。希釈倍率は使用方法の項目をご覧ください。※カビが目に見えないときは50倍。
カビ取り侍非塩素タイプ(紫色/非塩素系)

本製品は非塩素系のため塩素臭は発生しません。塩素系カビ取り剤よりも安全に作業ができますがミストが充満する床下では防護マスクをお願いします。
注意点として非塩素系のためカビのシミは取れません!カビ本体が死滅していても見た目のシミは残るとご理解ください。※しかし床下のため見た目よりも死滅を優先してください。

洗浄力の強さは塩素系の方が強いので、強さを重視するときは「カビ取り侍強力タイプ(赤色)」です。安全性や木材の変色を避けたいときは「カビ取り侍非塩素タイプ(紫色)」をお選びください!
おすすめの防腐 防カビ剤
床下のカビで大切なことは「高い濃度のまま防カビ剤を使うこと」です!日本にいるカビだけでも数千種類と言われていて、薄い抗菌剤では効かないカビがいるので、とても大切な部分です。
防カビ侍被膜コートタイプ(黒色)

3種類ある防カビ侍の中で最も強力な被膜コートタイプです!水性タイプの30倍高濃度で作られていて最大10倍まで希釈できます。※予防の場合は20倍も可。
床下の場合は頻繁に点検もできず、栄養豊富な木材に生えているので当店としては3~5倍希釈をおすすめします!

水で100~500倍に薄める防カビ剤に注意
成分構成の99%以上が水分になる防カビ剤は、単価が安くなるのでよくシロアリ駆除業者が無料で撒いています。しかし薄めるほど効かなくなるカビが増えるので注意です!
必要な道具
床下の作業をするときは安全を最優先にしないといけません。そのため以下の道具を推奨します!


- 防毒マスク
- 塩素系カビ取り剤の場合は「ハロゲン用」
- それ以外の場合は「防じん用」
- できれば送気ホース付きが望ましいです
- 安全ゴーグル
- ミストとカビの粉じんが目に入らないもの
- 厚手のゴム手袋
- すぐに破れないもの
- 微生物由来の感染を回避します
- ビニール製の保護具
- 厚手のレインスーツのようなもの
- 虫や泥汚れの侵入を回避します
- 加圧式噴霧
- 空気の圧力で噴霧できるもの。または電動
- 横にしても液漏れしないもの
- 照明機器
- ヘッドライドやスポットライト
- とても暗いので必ず必要です
- サーキュレーター
- 床下に空気を入れ込む
- 換気口から入れ込んでもいいでしょう
- ビニールシート
- 点検口付近を養生しておきましょう
- 土汚れを最小限に抑えられます
- タオルやバケツなど
- 予期せぬ事態に対応できます
- 液剤の垂れ、虫を払うなど

当店はこのような送風機にフレキシブルなダクトを付けて、新鮮な空気を入れ込んだり、床下の汚染された空気を排出したりしています。

色々な道具がありますが、この道具を買いそろえるときは「今後2回・3回と使うタイミングがあるのか?」を問うといいでしょう!あまり使わない場合は大きな出費になるので当店にご依頼ください。
カビ取り方法/使い方
カビ取り侍を使っているときは「赤文字」、防カビ侍を使っているときは「青文字」にしています!

床下の木材は表面加工されていないので、強い塩素系カビ取り剤を使うと少し黄色く変色します。時間が経つと薄い灰色になって気になりませんが、変色させたくない場合は「カビ取り侍非塩素タイプ」をお使いください。
- 換気対策の準備をします
- 浮遊した薬剤のミストとカビの胞子を吸い込まないようにします。
- 床下に電気機器がある場合は電源を切って養生をすると安心です。
- または電気配線付近に使わないようにしましょう。
- もう1名は点検口付近で待機しましょう
- 数分おきに声がけをするといいでしょう。
- 除湿剤などを廃棄するときはこのタイミングでお願いします。
- カビ取り侍を噴霧器に入れます
- 水を入れてから本製品を入れてください。
- 目的の場所の一番奥からスプレーします
- 奥から順番にかけていき、最後に点検口付近に噴霧します。
- 電気配線に注意してください。
- 自身に近すぎる場所にはスプレーしないようにしましょう。
- 10~30分ほど放置して様子を確認します
- この時点でカビは死滅しています。
- 黒いシミを部分的に取りたいときは原液を使うといいでしょう。
- 水拭きはせず十分に乾燥させてください
- 乾燥中に薬剤が浸透してカビが除菌されます。
- 1日ほど乾燥すると自然分解されます。
防カビ方法/使い方

次はカビの再発を防止する防カビ侍を使います。床下のカビで最も大切な作業なので、迷わずたっぷりと噴霧してください。
注意点として、カビ取り侍の成分が完全に乾燥してからお使いください。
- この時点で束の補強などをします
- 新品の束に防カビ成分がかかるようにしましょう。
- 交換しない場合は次に進みます。
- 防カビ侍被膜コートタイプを噴霧器に入れます
- 初めに水を入れてから本製品を入れてください。
- 先に入れると泡がたって溢れてしまいます。
- 希釈倍率は3倍~5倍です
- 本製品は多少の粘度があるので、原液や2倍だとスプレーできない可能性があります。
- 噴霧器によってはスプレーできない可能性があるのでテストをお願いします。
- 防カビ侍をムラなくたっぷりとスプレーします
- 束、床下、コンクリートに噴霧してください。
- 本製品は塩素臭や刺激臭はありません。
- 安全性が高いので「ムラなく」を意識して使いましょう。
- 土間に使う場合は5~10倍に薄めます
- 床板・束・台ではなく基礎部分に使う場合です。
- ふき取らず十分に乾燥させて終了です
- 12が終わってから防湿シートなどを施工してください。


お疲れ様です!これでプロ並みのカビ取り・防腐 防カビ処理ができました★プロの事業者と比較すると10万円以上の費用削減になったと思います♪
カビ取り侍を選ぶ理由
重要な水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)
カビ取り剤は補助剤の水酸化ナトリウムがあるおかげで、高いアルカリ性を維持し安定化しています。
そしてカビは弱酸性の生き物です。

つまりカビ取り剤のアルカリ性が弱いと菌糸に浸透する前に弱ってしまうので、見た目が綺麗になっても菌糸が残っている。という状態になってしまうのです!



水酸化ナトリウム0.5%未満のカビ取り剤は保存期間も短く、菌糸の取り残しが多いので選ばないようにしましょう!
泡立つカビ取り剤は危険

カビキラーやカビハイターは水で洗い流せる浴室用(水回り用)で作られています。しかし最近は新規参入企業が多いので、部屋のカビ取りにも泡立ちが強いカビ取り剤を勧めている傾向があります。

こちらは浴室洗剤を畳のカビに使って再発してしまった写真です。泡の成分である界面活性剤は残留しやすいので水拭き程度では残ります。劣化するとベタベタするので通常よりも多くの汚れが付着して再発します!
プロのカビ取り業者に
頼むタイミング

床下点検口から、土間コンクリート(または土)や束などを目視したときに「白いカビのようなもの」を発見した場合は自分で作業をせずプロの業者に依頼をしてください。
白色腐朽菌と褐色腐朽菌

腐朽菌は真菌という部類に属していてキノコの仲間です。真菌にはカビも含まれるので、カビの仲間とも言えるでしょう。培養器で繁殖させると白い見た目になるので白カビを勘違いしてしまいます。
腐朽菌 | カビ | |
---|---|---|
発生環境 | 湿った木材 | ほぼどこでも発生 |
栄養源 | 木材の繊維 セルロース リグニンなど | ほぼすべての有機物 |
成長速度 | 遅い | 早い |
胞子 | かさ(笠) | 空気中に飛散 |
臭い | カビ臭 | カビ臭 |
危険度 | 毒は出さない | カビ毒を出す |
誘発性 | カビとシロアリを呼ぶ | チャタテムシやトビムシを呼ぶ |
発見するタイミングは押入れや床下収納がカビ臭いときが多いです。放置しているとカビやシロアリを呼びます。
木材をボロボロにする危険な真菌

カビは木材の表面にある有機物(汚れなど)を栄養にしますが、腐朽菌が栄養にするものは木材を構成している「セルロース・リグニン」を分解して栄養にします。そのため腐朽菌が発生した木材の見た目はボロボロになり、住宅の耐久性が大幅に減少するのです。

この腐朽菌は木材の水分含有率が20%以上で成長を開始すると言われています。室内の湿度が50%だと木材の平均水分含有率は8~11%なので、床下の湿度が90%以上あるときに含有率が20%以上になります。

つまり梅雨から秋季までの期間はすべての木造住宅が危険と言えます!床下の換気口と湿度を確認しましょう。90%以上が10日以上続く場合は建物に何らかの不具合があります!
ほぼ水分で構成されている防腐 防カビ剤は危険
防カビ侍を紹介した部分でお伝えしましたが、シロアリ駆除業者が無料で撒いているような100~500倍に薄める防腐 防カビ剤は危険です!

腐朽菌は木材の水分含有率が20%以上のときに活動を開始するのに対して、成分の99%以上が水で構成されている防腐防カビ剤を撒いても、床下の湿度を急激に上昇させる結果になります。蒸発した薄い防カビ成分では死滅せず、逆に薬剤に対して耐性を持ってしまう危険性すらあります。
(水虫菌と同じで、土壌の常在菌とのバランスが崩れて徐々に死滅できなくなります)

また床下には腐朽菌以外のカビ・細菌・ダニなどの微生物が存在していて、元から薬剤に対して耐性を持っている多剤耐性の微生物がいます。
そのよう菌類に対して、濃度が足りない防腐防カビ剤を撒いても分解してしまうので、1年後または2年後に腐朽菌やシロアリが発生するのです。
カビ/腐朽菌は当店にお任せください
青カビの場合は本「カビのとりせつ」を見て頂き、作業が危険でなければご自身でも除去ができます。賢く費用を削減しましょう。
しかし見た目が白い真菌の場合は取り逃がしがあると、柱や板を腐らせてしまいます。
当店が使う防カビ剤は木材に強力浸透して、水分を蒸発させる性能を持つ防カビ剤(特許)を使用します。水では薄めません。
この目的は、腐朽菌の発生に繋がる木材の水分含有率を下げて、表面と内部からコーティングする防腐防カビ工法です。そのため水分によって誘発されるカビやシロアリの防止も可能です。

(一社)防カビ技研様のご協力のもと、腐朽菌への防カビ試験ではその効果が確認され、カビを防止する試験では通常品の10倍効果があると第三者機関に認められました。
また当店は薬剤を撒くだけではなく柱や束の補強、防湿シートの加工、床下断熱剤などリフォーム業者ができる内容も対応できます!

カビのとりせつを見ても、自分では無理そう…そう感じたら無理をせず当店にご相談ください!安心保証付きで、カビ・腐朽菌を徹底的に除去・防止します!
業界最安値の費用を目指している床下の消毒プラン
床下を対応する一般的な事業者の平均費用は調査・清掃・消毒で10万円~20万円(20坪)ほどですが、自社で薬剤を製造している当社は様々なコストを抑えているので、サービスエリアを限定することで最安値を目指しています!
Aセット【消毒プラン】:
20坪70,000円~
床下施工内容:調査+清掃+消毒

特許第1451611号高耐久防カビ工法の浸透殺菌剤を使用して、床下のカビ/腐朽菌/小型害虫を除去しカビ臭さを消臭するプランです!20坪(㎡はおよそ66㎡/1㎡1060円)まで一律70,000円で消毒でき、点検口の設置から防湿シート・コンクリートのひび割れ補修なども対応できます!
※2025年4月までの情報
ご相談窓口

カビにお困りの方へ【安心保証】
「本当に解決するのか不安」「またカビが生えたらどうしよう」など様々な不安があると思います。そのためお客様が少しでも安心できるように「安心保証」をご用意しています。私たちが施工した場所にカビが生えたら無料で再施工致します。
商品の窓口とプロによる施工の窓口の2つがあります!
商品の購入や使い方のご相談は
こちら

プロによる洗浄と工事のご相談は
こちら

googleマップはこちら
YouTubeチャンネルはこちら

画像をクリックすると「純閃堂YouTubeチャンネル」に移動します。
各種販売店はこちら

ホームセンターや雑貨店の取扱いは【カビ取り侍を販売しているお店】をご覧ください!
洗浄剤の選び方はこちら
純閃堂楽天市場店で、カビ取り侍を始め当店が取り扱っている商品の簡単な選び方を掲載しています!
迷っている方は是非ともご覧ください!


今回も最後までご覧いただきありがとうございました★今後とも純閃堂をよろしくお願いします!