カビ取り・防カビ業者の費用は?カビは取りたいけどお金がかかる…値段・料金を安くしたい!または自分でカビを落としますか?口コミより重要なこととは?

カビ取り・防カビ業者の
費用は?

カビは一度でも発生すると、規模を拡大するために小さな胞子を飛ばします。

その胞子はとてもかび臭く、呼吸器に有害で衣類や小物類にも発生するので大損害となってしまいます。

ベッドフレームの裏側に発生したアオカビ

部屋に大量のカビが発生したとき、自分でカビ取りをするか、業者に依頼するか迷われる方も多いでしょう。

本編では過去の事例を交えてカビ取り・防カビ費用を安く抑えたい方向けの内容となっています。

■カビ取り業者の費用

一般の清掃業者または自分でカビ取りする場合は、カビ取り剤1本で掃除する方が多いです。

しかしカビ取り技術は専門的な仕事なので、専門業者の場合はカビや素材に対してA剤、B剤、C剤、D剤など数種類の薬剤を使用します。

一つずつ作用させるのでカビ、カビの菌糸、細菌などを一掃できます。

また強力な防カビ剤を使ってカビの再発を抑えられるので、カビ取り業者に依頼すると「数ヶ月でカビていた場所を数年単位で防止」できるのです。

そんなカビ取り業者は範囲・菌種・使用薬剤・人数・日時・距離などから見積を作成します。

カビ取り業者の料金はこうやって決まります。

カビ取り作業には「カビ取り洗浄」「防カビコート」の2工程があります。※詳しくはこちら↗

またカビ取り洗浄が終わったら成分を十分に乾燥させないといけないので、範囲によっては2日間の作業になります。

2日目に防カビコートをして作業が終了となる流れなのです。※範囲が狭ければ1日で終了する場合もあります。

結果、カビ取り洗浄で1㎡あたり1000~1500円、防カビコートで1500~2000円が相場となります。

そのためサイト上では「1㎡あたり1000円!から」と書かれていても、最終的な見積額は20,000円以上となるでしょう。

見積額で驚いたこと

当店があるご家庭に「無料のご訪問サービス」で伺ったところ、すでに2社から見積を取られているお客様でした。

築30年の住宅で1階の3部屋(およそ8畳/一部和室)と、廊下(およそ6畳)にカビが発生しており、家具にもカビが発生していました。

砂壁に生えたカビ

部屋はビニールクロスや漆喰の面にビッシリと黒カビ・アオカビが生えており、家具(大型タンス1個・ベッドフレーム1個)にはアオカビです。

タンスの裏側に発生した黒カビ

2社は「一部でもカビが生えた場合はその部屋すべてを抗菌する必要があります」という理由で見積金額は40万円と32万円ほどでした。

全面(家具を含む)を、3名で2日間に分けて行う見積りを作成していました。

とても払える額ではなかったことと、必要以上の「あおり」に疲れてしまったため当店に相談が来ました。

なぜか、カビが生えていない場所も施工しようとする

今回の見積額が高額になった理由はおそらく、大型タンス類の移動が含まれたため人手が必要だったからだと思われます。

家具の移動がなければ人数を1名削減できたところ、運悪く家具裏とその壁面に大量の黒カビが発生していたことが影響していたのでしょう。

※一部屋ずつ家具の移動が必要でした。

しかし2社とも30万円を超えていることに、当店はビックリしてしまいました。

確かにカビが生えていましたが、なぜかカビが生えていない部分(その部分は生えにくい素材)も施工対象に含めていたので、謎は深まるばかりです。

結果、口コミは参考にならない

当店は2社とも別の地域に知人がいます。知人はとても知識が豊富で良心的ですが、一方別の地域ではなぜが高額な施工料金を提示していました。よって会社自体の口コミは参考になりません。

とても手間になってしまいますが、業者に依頼するときは、その地域の3社ほどから見積を取ったほうがいいでしょう。※技術の違いについてはこちら↗

当店の提案

お客様が当店に依頼したサービスは「無料の訪問サービス↗」です。

お客様とヒアリングしていると、お掃除は土日しかできないという条件がありました。

そして1階の台所、浴室(洗面所)、2階の寝室にはカビが発生していませんでした。

カビの種類を確認して、カビ汚染の懸念や発生しない場所を説明したのち、「○○の部分は自分でもできるね」という結論になりました。

比較的簡単に対応できる場所については、当店が持参したカビ取り侍・防カビ侍の使い方を説明して実演(デモ施工)しました。

デモ施工

実演の時点でカビが綺麗に取れたのでお客様も安心したのか、「自分で掃除できる!」ということに自信を持ってくれました。

そして1日で作業を終了させたい部分については、当店が施工することにしました。

お客様が利用したサービス

無料の訪問サービス
無料でカビ取り侍の使用方法の説明にお伺いする訪問サービス

当店は大手ネットショップでランキング1位を何度も獲得している「カビ取り侍」を販売している会社です。当店には毎日数十件のカビ相談があります。

お電話やメールではお互い(お客様と当店)が伝えにくいため、地域限定でカビ取り侍・防カビ侍の使い方を説明にお伺いするサービスを開始しました。

結果

お客様と作業の範囲を分けたことで、今回のお客様が負担した費用はおよそ50,000円でした。


※内訳、15,000円がご自身で掃除する洗剤代と道具代で、35,000円が当店の施工費用です。

※施工範囲はお客様の方が多く、当店が対応した部分は最もカビが発生しやすい部分を業務用の防カビ剤で加工しました。


税込み400,000円が50,000円になったので、350,000円安くカビ取り・防カビ施工できました。

様々な業者の相見積もりを取っても、数万円の違いが出ればいい方ですが、お客様と当店で作業を分担すれば数十万単位で節約できます。

JUNSENDO

実は当店に相談が来るお客様のうち、そのほとんどが自分でカビ取りできる内容なのです。

当店は数時間でカビ取り・防カビ施工を終了し、お客様がご自身でお掃除した部分は3日間かけてゆっくりと掃除をしたそうです。

11月~3月末までは温湿度も低く、カビが成長しにくいので3日間ほどではカビ汚染は広がりませんでした。

カビ取り・防カビ施工は何種類もある薬剤を作用させなければいけないので費用がかかりますが、作業範囲を分担すれば費用は急激に安くなります。

それでいて当店が紹介する薬剤(カビ取り侍と防カビ侍)は業務用クラスです。

カビ取り業者の費用でお悩みの方は一度「自分で掃除する場所」「業者に任せる場所」を検討したうえで相談するといいでしょう。

社内的事情

また他のカビ取り業者はフランチャイズ店や代理店が多いのでノルマがある場合があります。

洗剤で対処されるよりも、全部受注した方が金額ノルマが達成できます。

また業者によりますが、収入源が施工しかないという場所は施工範囲を広げようと必死になるでしょう。

このノルマや収入源に追われている業者に運悪く当たってしまうと、施工費が高額になる可能性があります。よって繰り返しますが口コミは参考になりません。

その後

施工日(2020年1月付近)から3年ほど経過していますが、現在もカビは発生していないようです。

以前はカビ取り掃除をしても半年で家具にカビが発生していましたが、お客様ご自身で掃除した場所を含め再発していません。

以下の動画は簡単にカビ取り方法を説明していますのでご覧ください。

使用した防カビ剤

お客様にご紹介した商品は「防カビ侍強力被膜コート↗」という業務用の防カビ剤です。

非塩素系でノンアルコールなので安心して使用できます。

液剤が乳白色なので暗い家具に使うと乾燥したときに白い乾燥跡が目立つというデメリットがあるので、お客様には使用する部分を相談しながら進めました。

防カビ侍被膜コートタイプの使い方

当店が施工で使用した防カビ剤は、一般販売ができない強力な特許の防カビ剤です。

およそ10年間ほどカビを防止した記録がある防カビ剤なので、家の最もカビやすい部分は当店が施工しました。

業者が防カビ剤を噴霧している
JUNSENDO

ちなみにノルマがあるカビ取り業者に「この部分にカビは生えますか?」と質問をしても「生える」と答えるでしょう。

しかし間違いではありません。カビは常に浮遊していて温湿度が上昇すればカビにとって快適な空間になるのでいずれカビが発生します。

注意しなければいけないことは「必要以上に不安をあおり費用を上げること」です。

カビには生える順番があります。

例えば○○にはカビが生えて、○○の近くにある△△にはカビが生えてない。

ということがあるように、○○の部分を適切に除去すれば、現在生えていない△△には今後もカビは生えません。

当店はそのような○○の場所を、お客様の生活リズムから計算してご提案しています。

カビ取り洗浄と防カビコートの違いを教えてください。

カビ取り洗浄は文字通り「生えているカビを落とす作業」で、防カビコートは「次のカビの再発を防止する作業」です。

滅菌された袋に入っている食品(例えばパン)にはカビが生えません。しかし開封すると微細なカビ胞子が侵入するので、瞬く間にカビが発生します。

その胞子が付着しても、成長できないようにする薬剤が防カビコートです。現在日本で使われている防カビコート剤には安全性が高いものが多いです。

技術が違うから値段が違うのでしょうか。

確かにカビ専門業者の違いは、独自の対策技術を持っています。例えば当店の場合は、防カビ施工の特許取得実績がある技術を使います。

しかしお客様から見ればどのような技術を持っていても「綺麗になって、カビが再発しなければOK」なわけです。

そのため業者選びでは難しく考えず、カビを専門にしている業者に依頼すれば間違いありません。

間違えて分類が異なるハウスクリーニング店に依頼してしまうと、カビを防止する技術を持っていないので1年ほどで再発してしまいますから注意しましょう。

カビにお悩みの方へ

当店は埼玉県でカビ取り・防カビハウスクリーニングを行っていて、通販サイトでは自分でカビ取りしたい方専用にカビ取り侍・防カビ侍を販売しています。

カビ問題に本気で取り組んでいますので、カビの悩み事がありましたらお気軽にお問い合わせください。

カビ取り・防カビ施工
埼玉県、群馬県、東京都のカビ取りハウスクリーニング(カビ取り・防カビ施工)

埼玉県・東京都(23区以外)、群馬県(一部)でプロの業者にカビ取り・防カビ施工を依頼したい場合はこちらをクリックしてください。当店が徹底的にカビを除去して防止します。

カビが発生した場所からカビ取り剤を探す
カビ取り侍を選ぶとき_10種類以上のカビが生えた場所から商品を選ぶ

真っ黒に生えたカビを自分で落としたい方はこちらをご覧ください。本格的な記事になっていますので難しいとは思いますが、不明点がありましたらお気軽にお問い合わせください。