塩化ベンザルコニウムで部屋の中に発生した白カビ・青カビを除去して撃退する方法と注意すべきデメリット
塩化ベンザルコニウムと
白カビ・アオカビ
塩化ベンザルコニウムはドラッグストアやホームセンターで安価に入手できる殺菌剤です。
ウイルスに対しての効果は少ないですが細菌・真菌(カビ菌)に対して強力に作用します。
ここでは当店に問い合わせのある内容をQ&A形式で掲載しましたのでご覧ください。
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部屋の押入れや家具に白カビが発生したのですが市販の塩化ベンザルコニウムで除去できますでしょうか。
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除去はできますが2つの問題点がありますのでご覧ください。
カビのシミは取れない
塩化ベンザルコニウムは陽イオン界面活性剤の一種で強い殺菌作用が特長です。細胞膜に作用するので細菌・カビ菌を除菌することができます。
しかしカビが作る色素は除去できません。
例えばお風呂のゴムパッキンに真っ黒なカビのシミができているとします。なぜ黒くなったかというと、カビが黒い色素を生成したからです。
塩化ベンザルコニウムにはその色素を分解する作用はないので、カビのシミは取れないのです。
よって、白カビが発生していてゴシゴシ擦ってもシミが取れない場合は塩素系カビ取り剤で色素を分解する必要があります。
色素を分解する作用があるものは「次亜塩素酸ナトリウム」「過炭酸ナトリウム」など酸化作用(漂白作用)があるものになります。
防カビ作用はない
家具に白カビが生えたときアルコール除菌剤で除去しても数週間すれば再発していた経験はないでしょうか。
アルコールは界面活性剤に似た作用で細菌・カビ菌を除菌するのですが、除菌するだけであって「防カビ」はできません。
塩化ベンザルコニウムもアルコールと同じで「殺菌・除菌」が目的であって、「カビ防止・防カビ」はできないのです。
よって塩化ベンザルコニウム・アルコール除菌剤を使ってもすぐに再発するのは、この2つに「カビ防止・防カビ作用」がないからです。
適したカビと除去方法
では塩化ベンザルコニウムが適しているカビ取り方法は何でしょうか。
それはカビの種類によります。
水拭きをすると消えるような白カビ・アオカビの場合は塩化ベンザルコニウムでも対処できます。
上記でお伝えした通りこの2種類のカビはまだまだ成長途中なのでシミを作っていません。シミが残らないなら塩素系カビ取り剤を使うまでもありません。
使用方法の通りに水道水で希釈して拭き取っていきましょう。
そして残念ながら「カビ防止・防カビ」はできないので、塩化ベンザルコニウムで除去が完了したら防カビ剤でコーティングした方が安心です。
よって塩化ベンザルコニウムを使うときはカビの種類を確認してから使用すると良いでしょう。
■白カビ・アオカビとは
部屋の木材、畳、観葉植物に生えやすいカビで、見た目はホコリっぽく粉状のカビです。
お風呂の黒カビよりもシミを作りにくいので、成長途中の場合は水拭きをすると消えたように見えます。
しかし目に見えない菌糸はたくさん残っているので正しく除菌する必要があります。
塩化ベンザルコニウムでも使用はできますがたくさんの使用方法が記載されているので、不安な場合は当店でも非塩素系のカビ取り剤と防カビ剤を取り扱っています。
カビ取り侍液スプレー500g非塩素タイプ
次亜塩素酸ナトリウム不使用なので塩素臭や漂白の心配がありません。主に白カビ・アオカビに使うカビ取り剤です。ただし擦っても取れないカビは取れません。
防カビ侍アルコールタイプ
カビ取り侍でカビを除去した後の仕上げに使う防カビスプレーです。カビを取ることはできませんが、カビの再発を強力に抑えることができます。
部屋にこの白カビ・アオカビが発生すると衣類やバッグなどにも転移して大変なことになるので、このカビを見つけたら早めに対処した方がいいでしょう。
不安な場合は当店にご相談頂ければ対処方法をお伝えしますのでお問い合わせフォームからご連絡ください。
カビでお悩みの方へメッセージ
当店は埼玉県でカビ取り・防カビハウスクリーニングを行っていて、通販サイトでは自分でカビ取りしたい方専用にカビ取り侍・防カビ侍を販売しています。
カビ問題に本気で取り組んでいますので、カビの悩み事がありましたらお気軽にお問い合わせください。
カビ取り・防カビ施工
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カビが発生した場所からカビ取り剤を探す
真っ黒に生えたカビを自分で落としたい方はこちらをご覧ください。本格的な記事になっていますので難しいとは思いますが、不明点がありましたらお気軽にお問い合わせください。