排気が綺麗な掃除機を使ってハウスクリーニングをする。カビ汚染を防ぐ。
排気がクリーンな
掃除機を使う
当店のハウスクリーニングでは、お掃除する場所を必ず掃除機掛けしています。
カビを始めとした微生物は微細なホコリが少なければ成長を抑えられます。
また洗剤と水を使ったお掃除ではホコリがあると作業の妨げになることもあります。
そのため掃除機掛けはお掃除の基本です。
■掃除機について理解する
掃除機には様々な種類がありますが、高価になるほど排気が綺麗になります。
HEPAという高性能フィルターを搭載して微粒子を99.99%キャッチすることができます。
●肩掛け掃除機
取り回しが楽で、床置きの掃除機ではお掃除しにくい棚の中やエアコンなどをお掃除するのに適しています。しかし吸引力は弱くフィルター性能は低いです。
●横型掃除機
キャニスターと呼ばれる掃除機でこちらも安価なものから、10万円を超えるものまであります。高価な掃除機は吸引力が強く高性能フィルターが搭載されています。
●業務用掃除機
聞こえはいいですが、業務用掃除機の役割は「ゴミ収納量が大きく」「コードが10mと長い」ことが特徴なので、吸引力や排気が特別優秀というわけではありません。
※海外掃除機を除く
また紙パック式・サイクロン式という違いを選ぶこともできますが、紙パック式でもサイクロン式を超える排気性能がある掃除機があります。
まずはゴミを捨てるときに「紙パックにゴミが収集されていてほしい」または「紙パックを使わないで捨てたい」という理由から選ぶといいでしょう。
■微生物のサイズを知る
カビ・ダニ・細菌・ウイルスと微細なハウスダストには様々な種類があるので、大まかなサイズとなってしまいますが以下をご覧ください。
- ダニは0.2~1ミリメートル
- 死骸は10マイクロメートル
- カビは10~100マイクロメートル
- 形状によって変わります。
- 花粉は30マイクロメートル
- カビの胞子が5マイクロメートル
- 細菌は1マイクロメートル
- ウイルスは0.1マイクロメートル
と覚えていただければ十分でしょう。
目で見ることのできる大きさは0.1ミリメートル(100マイクロメートル)と言われています。
以下の動画ではエレクトロラックス・ジャパン社がYouTube上で公開している動画です。
非常にわかりやすい動画です。排気性能の低い掃除機では微粒子を排気口から大量に放出します。
■掃除をしているのに部屋が汚れる
現在、販売されている高性能掃除機は非常に優秀なフィルターを採用しています。0.3マイクロメートルほどの微粒子をキャッチできるので、細菌まで抑えられます。
ウイルスは諦めましょう。
そこで、目安として排気がクリーンではない掃除機とは、紙パック式掃除機やサイクロン式掃除機の商品カタログに「排気性能」が掲載されていない掃除機です。
商品カタログに排気性能を載せていない場合「綺麗な排気」は期待できません。
また排気性能試験というものをカタログ上に掲載していますが「掃除機の排気口から出た空気なのか」または「掃除機全体からの漏れを計測している空気なのか」によっても変わってきます。もちろん後者の方が優秀です。
過去に当店へこのような問い合わせがありました。
棚にカビが生えちゃって、それを掃除機で吸ったら服までカビだらけになってしまいました。
この状況はエレクトロラックス・ジャパン社が公開している動画のように、排気から大量のカビ胞子が出たために起きたカビ問題です。
結局、部屋中に移動したカビが繁殖したので、カビ取り作業+衣類の排気+買い替えをした結果、大きな出費となってしまいました。
空気を汚さないこと
エアコンも部屋の空気を吸引していて、静電気が発生するのでホコリやカビが溜っています。
画像ほどに溜まってしまったチリ・ホコリを水洗いするとドレンホースが詰まるので掃除機を使いますが、安い掃除機を使っていたら注意が必要です。
当店では厳しい排気性能試験している「ダイソン」「エレクトロラックス」「ミーレ」の3社を状況に合わせて使い分けています。
この掃除機は0.3マイクロメートル以上の微粒子を99.99%キャッチするので、空気を汚染することはありません。
以上が綺麗な掃除機を使う理由です。
いつも当店のBLOGをご覧いただきましてありがとうございます。
今後とも純閃堂を宜しくお願いします。